カレンデュラ
学名:Calendula officinalis
英名:Marigold
別名:マリーゴールド
和名:トウキンセンカ
科名:キク科
使用部位:花部、葉部
カレンデュラにまつわる話
カレンデュラはマリーゴールドですが、ほかの品種と混合しないようにメディカルハーブに用いるマリーゴールドの学名にちなんでカレンデュラと呼びます。ヨーロッパでは昔から「エディブル・フラワー(食用の花)」として利用されてきました。日本には17世紀中ごろに渡来したとされ、食用ではなく主に仏壇や墓に供える供花、仏花としての利用が主流である。だが、オレンジ色の花びらを米料理や魚料理の飾りにしたり、チーズ、菓子、ジャムなどの着色料として利用されてきました。
カレンデュラの作用は損傷を受けた皮膚や粘膜を修復、保護することで、古くから胃潰瘍や黄胆、それにちなんだ喉の炎症や外傷、火傷に用いられてきました。このメカニズムは完全には解明されていませんがカレンデュラの成分の多糖類が免疫系を調整し、カロテンやフラボにドという成分が損傷を受けた皮膚や粘膜、毛細血管の修復を促し、殺菌作用のあるタンニンが原因ではないかと思われます。その他には抗菌作用やヘルペスなどに対する抗ウイルス作用、トリコモナスなどへの抗寄生虫作用が確認されています。中世ヨーロッパではカレンデュラを眺めているだけで視力が強化されると考えられていたそうです。
作用
・皮膚、粘膜の修復 ・消炎 ・抗菌 ・抗真菌 ・抗ウイルス
適応
・口内の炎症 ・皮膚炎 ・創傷
カレンデュラの使用方法
【ハーブティーとして】
ハーブティーの色は綺麗な黄金色で花の香より草原のような香りがします。効能として新陳代謝を促し、身体の内側から肌をきれいにするほか、貧血、生理痛、生理不順、更年期障害など女性特有の症状を軽減する効果があります。
またニキビや肌荒れが気になる場合はハーブティーをそのまま化粧水として使用することで肌の損傷を修復、消炎が期待できます。ハーブティーをガーゼやコットンに染み込ませて切り傷など炎症部分に湿布すると応急処置になるといわれています。
作り方
1、乾燥させたカレンデュラを小さじ1杯をポットにいれて、熱湯を注ぐ。
2、蓋をして5分から10分蒸らす。
3、カップに注ぐ。
※濃いめに抽出したものはうがい薬として利用できます。
気になる方は画像をクリック!(商品ページへ移行します)
■カレンデュラ
カロチノイド色素を豊富に含み、抗菌作用をもつため皮膚粘膜や毛細血管の修復と保護、創傷の治癒を目的に内用と外用で用いられます。
■内容量
10・30・50gからお選びください。
■価格
10g 260円(税込)
30g 780円(税込)
50g 1300円(税込)
【カレンデュラオイルとして】
1、乾燥したカレンデュラの花弁(5g)と植物油(100ml)をガラス容器に入れ、蓋をし二週間漬け込んで花をこす。
2、さらに花(10g)を加えてさらに二週間漬け込み、再度こすと完成。
このオイルはマッサージオイルやハンドクリーム、ミツロウで作れば軟膏になるので唇のケアに使用することができます。
【チンキ剤として】
カレンデュラの花弁をアルコールで浸出したカレンデュラのチンキ剤は原液または希釈して、外用や内用ともに用いることができます。
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