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古代エジプトが珍重したハーブ「アニス」

更新日:11月27日


アニス

学名   Pimpinella anisum

科名   セリ科/一年草

使用部位 葉、花、種子(アニスシード)

用途   料理、ハーブティー、アロマ

原産部  地中海東部沿岸

安全性クラス:1(適切に使用する場合、安全に摂取することができるハーブ)

                  相互作用クラス:A(臨床時に関連のある相互作用が予測されないハーブ)

参照:日本メディカルハーブ協会(JAMHA)


アニスにまつわる話

アニスはエジプト最古の医薬書エーベルス・パピルスに掲載されているほど昔から存在するハーブの一つです。古代エジプト時代ではミイラの防腐剤としても使用され、古代ギリシャ時代では主に薬草として使用され、母乳の分泌を促すほか、魔除けの効果もあると信じられてきました。


アニスの使用方法

【ハーブティー】

 古代ローマ時代にも肉料理のあと、口臭を消すためにアニス入りのケーキがよく出されていたようです。ですのでハーブティーも肉料理や揚げ物を食べた後に飲むとすっきりします。他にも鎮咳や去たん作用もあるため、せきやたんが出るときはアニスティーでうがいすると良いとされています。

 1、アニスシードを小さじ2ほど潰してポットに入れます。

 2、熱湯を注ぎ、蓋をして、5~10蒸らします。

 3、コップにそそぎ、香りとともにお召し上がりください。

 (★アニスシード小さじ2分の1を牛乳に入れ温めると、スパイシーなホットミルクになります)


【料理】

 主に使用する部位「アニスシード」は種子で、甘い香りと味が特徴です。そのためケーキやクッキーにはもちろん、魚料理や肉料理の風味づけにも利用できます。

 アニスシードはすり潰してから空気に触れると風味が落ちるため、すり潰さずに保管して使用する分だけすり潰すとおいしくいただけます。


アニスの効能

消化不良、利尿作用、消臭、去たん、鎮咳、防腐、整腸


【精油】

 アニスの精油はストレスで疲れた心をいやし、気持ちを前向きにしてくれるといわれています。

 ■入浴に全身浴で2~3滴、半身浴で1~2滴をいれ、よく混ぜてから入浴してください。(★バスソルトとして天然塩に精油を1~2滴たらして、お風呂に入れると天然塩との相乗効果で体もさらにぽかぽかになります)

 ■アニスシードや精油を含ませた布を匂い袋に入れると消臭効果のほか、ダニやノミの予防になるとされています。


アニスの効能(精油)

ストレス、精神疲労、虫よけ、せき、たん、消化不良




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