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風邪の諸症状を緩和する「エキナセア」

エキナセア




学名:Echinacea angustifolia, E. pallida, E. purpurea

英名:Echinacea

科名:キク科

使用部位:地上部、根部





エキナセアにまつわる話

エキナセアはギリシャ語でハリネズミを意味する「echinos(エキノス)」からきており、エキナセアの見た目を特徴づけています。エキナセアの中でメディカルハーブとして用いられるのは「E. angustifolia(アングスティフォリア)・E. pallida(パリダ)・E. purpurea(パープレア)」の3種類に限られます。エキナセアは北米の先住民に風邪や伝染病などの万能薬として重宝されていました。その後19世紀末にヨーロッパに紹介され、栽培が開始されました。米国では折衷主義の医師によって積極的に用いられ、特にドイツを中心にエキナセアの科学的研究が進められ、免疫賦活作用や抗ウイルス作用などの有効性や安全性が確認されました。そのためエキナセアは風邪やインフルエンザなどの上気道感染症からの早期回復と、咳、熱、のどの痛みなどの諸症状の緩和におすすめです。エキナセアの使用部位ははじめ根部でしたが、現在では地上部も用いられ、剤型も生の圧搾液やカプセル剤、チンキ剤、注射剤など、様々な製剤が用意されています。エキナセアは風邪だけでなく、治りにくい傷などには外用で用いたり、泌尿器系の感染症にも単独または医薬品の補助療法としても用いられます。


作用

・免疫賦活 ・創傷治癒 ・抗菌 ・抗ウイルス ・消炎


適応

・風邪やインフルエンザなどの上気道感染症 ・尿道炎などの泌尿器系感染症 ・治りにくい傷


エキナセアの使用方法

エキナセアには風邪の諸症状を緩和してくれる効果が期待できます。風邪のひき始めや、喉がイガイガする時などにエキナセアを使用する方法をご紹介します。

【ハーブティーとして】

 1、エキナセアの葉または花をティースプーン山盛り一杯をティーポットにいれ、熱湯を注ぐ。

 2、10分間ほど抽出したら、ティーカップに注ぐ。

 ※根の部分を使用する場合はティースプーン山盛り2分の1をいれ、熱湯で10分間抽出する。それを1日3回食間に服用する。


【チンキ剤として】

 用意するもの

  ・エキナセア4g ・ウォッカ(40度)100ml  ・蓋付きのガラス製のびん ・日付ラベル ・茶こし ・保存容器


 作り方

  1、ガラス製のびんにエキナセア4gを入れ、エキナセアが完全に浸かる量のアルコール100mlを注ぎ、蓋を締め、日付ラベルを貼る。

  2、1日に1回、瓶を振って中身を混ぜながら、2週間漬け込む。

  3、茶こしを使ってこし、保存容器に入れます。(※保存場所は冷暗所)

  4、できたチンキ剤数滴をカップ2分の1程度の湯、またはハーブティーにたらして飲用します。

  ※保存場所は冷暗所とし、保存期間は約1年です。


【注意点】

 ・エキナセアは結核、白血病、多発性硬化症、HIV感染などの自己免疫疾患のような進行性疾患の方は免疫力が暴走し、身体に影響を及ぼす可能性があるため服用をさけてください。

 ・キク科アレルギーの方は服用を避けてください。


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エキナセア

免疫強化ハーブの代表で、インフルエンザや膀胱炎、ヘルペスなどの感染症を予防し、ニキビや水虫、おできや治りにくい傷の治癒を促します。

10g・30g・50gからお選びください。





エキナセアにはヒソップ、ペパーミント、タイムを混ぜて飲むと相乗効果が期待でき、単体よりもおいしくなります。

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